夫のうつ病寛解までの道のり③

皆様こんにちは。

うつ症状・人間関係のお悩み、自己肯定感の改善のお悩み

兵庫県明石市・神戸市西区の心理カウンセリングルーム「リアルセルフ」

心理セラピスト 澤田智恵子です。

 

12年前の夫のうつ病になった話を振り返って書いています。

忘れていることも多く、書きながら夫に

あれっていつの事やった?

と聞くと夫も

こうやったかな?いや、こうやったかな?

と忘れている様子…

忘れられるようになったんだなぁと思いました。

 

夫のうつ病寛解までの道のり①
夫のうつ病寛解までの道のり②

前回の続きです。

 

夫のうつ病が目に見えてしんどそうになった2007年から、3年。

2010年になりました。

相変わらず一緒に過ごすことへの不安がありながら生活をしていました。

 

カウンセリングに通うものの、特に進展もなく…

この先どうなるのかな…と考えていました。

 

もちろん夫が一番不安だったろうと今なら思うのですが、当時は自分の不安も強く感じていました。

時々、この先が不安だ、もう一緒に居られない、離婚したい

と気持ちをぶつけていました。

 

うつ病で気持ちも体もしんどい人に、ぶつけて良いものなのか…?

今でも正解は分かりませんが、

先の見えない生活に、私は気持ちが追い詰められていました。

 

 

離婚してはいけない

一緒にいないといけない

良い奥さんでいて支えてあげないといけない

頑張らないといけない

気負っているつもりはなかったのですが、どこかそんな風に思っていたのだと思います。

 

この気持ちが余計にしんどさを生み、こんな気持ちを私に感じさせるのは、夫がうつ病だからだ、

と夫に対して反発心を持つことにつながりました。

自分が追い詰められてる分、相手も同じくらい追い詰めてしまいました。

 

やっぱり早く治ってほしい

会社に元気に行ってほしい

私を不安にさせないでほしい

そんな風に、その当時の夫とかけ離れたものを期待していました。

期待すればするほど、お互いを追い詰めてしまっていました。

 

そんな風に先の見えない生活を続けている中、2010年になって友人から

いつかカフェでもしたら良いんちゃう?

と言われて、真剣に考えるようになりました。

 

独身時代にカフェめぐりが趣味だったこと

夫のパスタを提供する場所があれば、夫も楽しい気持ちになるかもしれない

お互いが楽しくなれる時間や場所があれば、将来に対する不安も減るかもしれない。

 

やってみようかな、と真剣に考えるようになりました。