うつ症状が出られている方や、心療内科を受診されている方がカウンセリングルームに来られることは多いです。
初回の問診の際に、既往歴などもお聞きしますので、その時にお聞かせいただいています。
昔に比べると、しんどくなったら心療内科に行く、というのが当たり前になりましたね。
この10年ほどで時代が変わったように感じます。
とは言っても、心療内科への通院を周囲に伏せている方もおられますし、会社に心療内科への通院を話しても周囲の方からの理解のない言葉にお聞きして驚くこともあります。
例えば、お医者様の勧めもあり一週間ほど会社を休むことになった翌週に
もう良くなった?
と言われたり、周囲の人に避けられるような雰囲気になっていたり…
お話しをお聴きして、心のしんどさは身体の病気と違って目に見えないので、分かってもらうのは今も難しいままなのだと感じました。
お聴きすると悲しいです。
こちらにも書いていますが、夫が2006年にうつ病になったことがあります。
今と比べると情報も少なく、大変でした。
色々とありましたので、うつ症状やうつ病の方のお話を聴くと、他人事とは思えません。
今でも当時の事を思い出したり、ふり返ることもあります。
2006年に夫はうつになりましたが、通院をしながら会社とうつ病との両立をはかり、合間にカウンセリングやヒプノセラピー、そして自己を見つめ感じ続け、2008年には寛解しました。
その後は、アフターフォローでカウンセリングに通ったり、心理学講座を受講したりしました。
もうすっかり昔のことですね…
この経験は、私のその後の人生を大きく変えました。
うつ病になったのは、何の原因なんだろう?運気や運勢の問題もあるのだろうか?と悩み、占いの勉強もしました。
その他、健康に気を配ったり、気分転換を積極的に行ったりもしました。
けれども、一番大きかったのは心理カウンセリングでした。
心理カウンセリングやヒプノセラピーの重要性や効果を、この出来事を通して学びました。
うつは脳が原因とも最近は言われているようですね。
脳が原因の場合は、有効な投薬が出来れば投薬で良くなる可能性が出てきました。
でも、私は夫のことを経験して心に原因がある場合もあると知りました。
その場合は、心理カウンセリングで整理や感じることで心が楽になることも知りました。
話すことは、不思議かもしれませんが元気が出たり、前向きになれたりします。
先日のお客様も、2回目だったのですがお会いしなかった間、少し元気で前向きにいられたそうです。
話すだけで何でかな?
と思われますよね。
心がしんどくなった時は、まだ前を向く時ではなく、立ち止まる時です。
立ち止まるからこそ、自然と前が向けるのです。
自分のことが分からない
どうしてしんどいのか分からない
どうしたいのかも分からない
こんな風になるまで、立ち止まらずにきっとひとりで頑張ってこられたのではないでしょうか。
自分の本当の気持ちや答えを感じないまま、来られたのではないでしょうか。
分からないものが分かるようになるには、心を話すことでしか分からないと思います。
うつ症状まで出ていたら、とにかく身体を休ませて
落ち着いたら心を見つめ感じて、いったい何がどうなっているのか、そうさせているのかを立ち止まって紐解くことが必要だと思います。
そうやっていったらいつかあなたの本当の心に出会るかもしれません。
その時は、あなたらしい元気な毎日が待っていると思います。
うつ症状や人間関係で悩んでおられる方は、ぜひ一度お話をお聴かせくださいね。
こんなこと話して大丈夫かな、何か言われないかな、と心配されなくても大丈夫です。
セラピストはジャッジや指示をすることはありません。
また、守秘義務もありますので近隣の方(神戸市西区、明石市、神戸市、加古川市)も安心してお越しくださいね。
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
気温差もありますので、お身体を冷やし過ぎないようにお過ごしください。