皆さま今年のお正月はいかが過ごされますか?
コロナに気を付けつつ ご家族やご友人と少人数で集まる
おひとりでゆっくり過ごす
という人が今年は多そうですね。
お仕事の人はどうぞ体調にお気を付けください。
私も昔、この時期は忙しく働いていました。
人の出入りやいつもと違う雰囲気に疲れもたまりやすかったです。
さて、この時期になるとお正月の「帰省」「親戚の集まり」「友人との集まり」など人間関係のお話が出てきます。
楽しい集まりなら、疲れが出ても充実感や満足感とセットだから良いですよね。
疲れると分かっていても、行きたくなります。
でも、その反対であれば…疲れと忍耐の時間のセットで体も神経も心も使ってドッと疲れます。
そんな恒例の集まり で疲れを大きくさせず楽にする対処法を考えてみました。
ご自身を大切にして、疲れが大きくならないように、長引かないようにしてくださいね。
あなたの心や体を一番大切にできるのは、あなた自身です。
7つの方法がご参考になれば幸いです。
お正月付き合いを楽にする8つの対処法
①人間関係つき合いの場に行かない(今回は行けないと思ってみる)
毎年の恒例行事になっている集まりに対して「行かない」というのは少し抵抗があるかもしれません。
行かなくて何か言われたら嫌
不義理なようで悪いように思う
そんな風に思われるかも。そんな風に思う人ほど、集まりにはきっちり参加します。
そんな風に思わない・気にならない人は気軽に行くor行かない という選択肢を持っています。
今年はコロナを理由に、行かない という選択肢を取りやすくなりました。
実際、心理カウンセリングの中で「この集まりに行きたくないのですがどう思いますか?」とご質問いただくことあります。
きっと今までだったら、「行かない」という選択肢も浮かばなかったと思うので、コロナによって選択肢が増えたと思います。
行かない と思うのは抵抗がある…というかたは
今回は行けない
と思ってみるのはいかがですか?
ちょっと心の抵抗が減りませんか?
もし「行かない」という選択肢をとる場合はその旨を伝える際に「今回は」という言葉をつけるなど
言葉の表現を柔らかくする工夫をすると、ニュアンスが出ます。
そうなると受け取る側も聞きやすいと思いますので、ぜひ取り入れてみてください。
②人間関係のつき合いの時間を短くする
①今回は行かない の選択肢が取れない時に、次に考えられるのは「時間を短く」することです。
今まで泊りがけだったところを日帰りにする、二泊していたのを一泊にする。
飲み会であれば、途中で帰る、二次会には参加しない
…などです。
少しでも時間を短くします。時間が短くなることで、人と接する時間が減ります。
結果、疲れる時間が短くなります。
途中で切り上げる・時間を短くするのは悪いと思われますか?
そうすることで
何を気にしているのか?
そうなったらどうなるのか?
を考えてみてください。
きっとその気持ちが時間を短くすることに抵抗を感じるのだと思います。
その気持ちを感じたうえで、出来そうであれば「時間を短く」することを一度実行してみてください。
やってみて、関係性に影響があるのかを見届けてみることと自分自身の体感を味わってみてください。
そうすることで、時間を短くする行動をとることに抵抗が減ってきますよ。
チャレンジしてみてくださいね。
③コミュニケーションを取る時は聞き役に徹する
集まりで、どう振舞って良いかわからない
会話がうまく出来なくて疲れる ストレスになる
と言われる人もいます。
そういう人には聞き役に徹することをおすすめします。
「沈黙は金 雄弁は銀」という言葉もありますが、話したい人が多いのが世の中です。
ほほえみながら頷いて話しを聞くと、相手のかたは話しやすくなります。
無理しない範囲で、聞き役に回ることをおすすめします。
アドバイスや良いことを言おうと気負わなくても大丈夫です。
会話を広げるコツは、5W1H(What When Who Why Where Hou)を意識すると良いです。
そして話の最後には、労いの言葉をつけ加えると和やかになります。
(話題に適しないテーマもありますので、そういった話題提供しないように気をつけてください)
※聞き役は思ったよりも疲れますので、やりすぎないように注意してくださいね。
④つき合いの最中に意識して一人の時間を持つ
途中でトイレに行く
黙る(食事に集中しているようにする)
などの行動を通して、一人の時間を持つようにしてみてください。
少し休憩することで、ご自身を休ませます。
また(その場所に子供さんがいたら)子供の相手をする、ということでも輪から距離をとることが出来ます。
片づけを手伝う など裏方に回ることでも輪から距離がとれます。
⑤人間関係のつき合いは子供の教育と割り切る
子供関係の集まりや実家・義実家の帰省など
ご自身が主体というより、お子さんのためにしている という人も多いと思います。
子供にたくさんの人と合わせたり、外での行事に出かけることは
子供にとって習慣や文化など多くのことを学ぶ機会になります。
家の生活しか知らない子供よりは、外出をし、様々な大人や人と触れ合っている子供のほうが視野が広くなります。
視野が広いということは、客観的に物事を見れるようになります。
集まりの場をたくさん知っている子供は、人が多い場所に物怖じしない傾向があります。
その場でのふるまいを親から学ぶ良い機会にもなります。
「良い教育の機会」と目線を持って「何が学べるか」という視点になってみても良いと思います。
⑥人とつき合う時は役を演じる気持ちで
集まりに行く時は役を演じる気持ちになってみてはいかがでしょうか。
④の場面であれば 母親役 を演じることです。
妻役 の場面もあるかもしれません。
会社の集まりであれば 会社員
私たちは 本音と建前 というように2面を持って生きています。
家の中 と 家の外 という2面もあります。
ここでは 家の外 の面を考えて、その役に徹する、演じる ということをしてみます。
みんなはどう見ているのか?
という風に考えるとどんな家の外の面を持っているのか見つかると思います。
考えてみてくださいね。
⑦自分への楽しみ(プレゼント・ご褒美)を用意する
先の楽しみ(プレゼント・ご褒美)があると、時間には「過去・現在・未来」と流れがあるということを思い出させてくれます。
今がつらい、しんどい、嫌と感じるととつい今だけにフォーカスしてしまいます。
つらい、しんどい、嫌と感じているわけですから今しか見えなくなって当たり前だと思います。
今しか見えなくなると、過去を振り返ったり、この今がこの先も続くような気がして余計につらくなりませんか。
未来に楽しみを作ることは、今だけにフォーカスさせない方法です。
今の嫌な気持ちにフォーカスする瞬間もありますが、未来の楽しみを考えた瞬間今だけにフォーカスしていない状態になります。
その状態を作り出します。
未来に作った楽しみは、自分を大切にする行為です。
プレゼントをもらうと品物も嬉しいですが、プレゼントしてくれた相手が自分のことを想ってくれたその時間やエネルギーがもっと嬉しいですよね。
少しテンションあがって、元気な気持ちになります。
自分の楽しみを作ることは、そのことを自分で自分にしてあげることです。
大切なあなた自身を大切にしてあげてくださいね。
⑧一日の最後に自分を労う
人間関係つき合いに疲れを感じたり、嫌だと思う時は
あなたにとって大切な人や何かを守るために頑張っている時だと思います。
頑張りたいけど、疲れる時…ありますよね。
そんな時は、労いの言葉をかけてあげて欲しいと思います。
あなたの大切な人が同じように頑張っていたら、あなたは何と声をかけてあげたいですか?
ぜひご自身でご自身に言葉をかけてあげてください。
そして、大切なあなた自身を労ってあげてくださいね。
以上、8つの方法を考えてみました。
人間関係つき合い疲れを感じる時は、とても頑張っている状態です。
生きていると頑張りが必要な場面もありますよね。
頑張りはあとで疲れが出ます。
疲れを回避や軽減、緩和させるなどして、ご自身を大切にする方法を取り入れていただければと思います。
ご参考になれば嬉しいです。
どうしても断れない
嫌と言えない
行かないと落ち着かない
など思われるかたは、無自覚の自己否定感やインナーチャイルドが関係しているかも知れません。
ぜひ一度カウンセリングにお越しくださいね。
明日から寒くなります。
足元冷えますので、皆さま暖かくしてくださいませ!