カウンセリングに来られるかたのうつ症状
カウンセリングにはうつ症状を抱えたかた、うつ病のかたもこられます。
うつの症状は様々ですが、カウンセリングでお話されるのは
会社に行きたくないと感じる
ストレスが強い
体が思うように動かない
やる気が出ない
感情とは別に自然と涙が出る
消えたいと感じる
ぼんやりして判断力が低下する…
と言われます。
今までのように、行動がさっと出来ない、動けない、自分が自分じゃないようなそのような不安をある日突然、感じられるようです。
うつの時に感じる不安や心配
うつの時に感じる不安や心配や怖さは、今まで感じたことのないものだと思います。
自分が壊れてしまったのではないかと、衝撃も感じられるのではないでしょうか。
うつの診断を受けたこと自体、やはりショックですよね。
いくらうつ病が「誰にでも起こる」「心の風邪」と聞いていたとしても、まさか自分がなるなんて…と思いますよね。
神経を落ち着かせる薬というのも、仕方のないこととはいえ嬉しいとは感じにくいです。
以前の自分とは違う自分
以前のように戻れない現実
毎日それが変わらない事実
うつになった理由がわからないこと
明確に治るか分からないうつ病
この先の人生がどうなるのだろう…という不安
病気なんだという怖さ
一生薬を飲まないといけないかもしれないという心配
このようにうつになったことで、様々な不安や心配を抱えられたと思います。
過去、うつ病の夫が取り入れたこと
カウンセリングコラムのカテゴリ内「夫のうつ病寛解までの道のり」でも書いていますが、当時の夫もこのような感覚を感じていたのかもしれないと思います。
私は当時はまったくわからなくて、私自身も不安になってしまっていました。
とにかく早くうつ病を治したいと思った夫は、お医者さんに言われたように
◎規則正しい生活(朝日を浴びる)
◎ウォーキング
◎休養をとる
◎処方された薬を飲む(薬を飲んだ時の状態をメモし、お医者さんに報告&相談)
を心がけていました。
これ以外にも自分で
◎うつ病がよくなるCDを買って聴く(リラックスするような音が入っていました)
◎インターネットで情報を調べる
ということをしていました。
お医者さんに言われたことは、やはり大切だなと家族の目から見て感じました。
刺激となるようなことからいったん自分自身を遠ざけ、休ませることです。
うつになるきっかけの1位「ある日突然限界を感じた」
うつ病になるきっかけは、人それぞれ違います。
状況も年齢も、性別も様々です。
夫の場合は、仕事がきっかけでした。
これまで来られたかたも、
●仕事
●職場、ママ友、親子などの人間関係
●子育て
などがきっかけとお聞きしています。
ちょっとした事件があった、トラブルがあった、というわかりやすいきっかけがあるかたもおられたら
一番多いのは、
自分でもわからない
とにかくしんどいと突然感じた
もう限界と感じた
です。
ですので、クライアント様はいったい自分がどうしてうつになったのか「うつ症状」を心や体で感じておられますが
クライアント様ご自身は原因はわからない
と言われます。
カウンセリングで探るうつになる原因
カウンセリングでは、今の状況をたくさんお聞かせいただきますが、過去からさかのぼってお聞きします。
クライアント様は「ある日、突然に今までの自分とは違う」と感じられるのですが、うつになるには実はその前から、心に負担がかかっています。
ステップ① うつになっている時は、「行動」が取れない・取りにくい状態
うつになっている時は、「行動」が取れない・取りにくい状態になっています。
今までどのような「行動」をとってきたかをお聞かせいただきます。
「行動」を紐解いていきます。
ステップ② うつになる前後の心理状態の違いを紐解きます
うつになる前後の心理状態の違いを紐解きます。
どのような違いがあるのか、うつになる前はどのような心理で動かれていたのか
過去にさかのぼって紐解きます。
ステップ③ 「行動」に関係する「心」の仕組みを紐解きます
うつの時は「行動」が取りにくい状態だと先ほどお伝えしました。
私たちの「行動」に「心」が深く関係していることを知っていますか?
行動にうつすまでには「心」も関係した私たちを働かせる「行動」「考え」「心」の仕組みがあります。
ですので、「心」を紐解く必要があるのです。
うつのための心を感じるカウンセリング
心を紐解かずに、本を読んで「考え」だけを仕入れてもうつが楽にならないのはそのせいです。
もちろん人によっては、考えを変えることでうつを乗り越えることができるかたもおられるでしょう。
しかし、なぜ自分の心や体にうつ症状が出てしまっているのかを知ることをおすすめします。
うつを引き起こした今までの生き方を紐解くこと、そしてその「心」を見つめなおすことがうつの再発を防ぐと考えています。
いったん立ち止まって、「心」を感じなおすことが大切なのです。
過去のどのような事情が関係しているのでしょうか。
心の働きの中には、無自覚な自己否定感が関係している場合もあります。
インナーチャイルド(内なる子供)が関係してる場合もあります。
(カウンセリングで心を見つめていくことでも十分ですが、変化を早めるインナーチャイルドを癒す「メソッド(ヒプノセラピー)もあります。)
心や体がうつ状態の時、本当に苦しいです。
前に進めないと感じ
毎日を過ごすことに精一杯で
ほかの人と比べてどうして自分だけが…と悲観的にもなります。
それだけ苦しいからです。
でも、その苦しさは心がもうしんどいよ、今のままではもう進めないんだよ
と心が教えてくれているのです。
これまで体は頑張ってきてくれていました。
だから、少し心にも目を向けてほしいと思います。
体だけでつっぱしるには、人生の時間はまだまだあります。
時間を過ごすためには、あなたの心も大切なのです。
心を見つめ、感じなおし、これからはあなたの心も大切に、体とともにあなたの人生を作っていって欲しいと思っています。
気になる方は、ぜひカウンセリングにお越しくださいね。
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。