夏の暑さもだいぶ和らぎましたね。もう9月も半ばですので、ようやく秋の気配でしょうか。
今日はエンパスをやわらげる方法をご紹介します。
エンパスとは?
カウンセリングルームに来られるかたの中には、エンパスのかたもいます。
エンパスとは、共感性が高い人のことを指します。
◎その場の雰囲気を感じ取り、影響を受ける
◎人の感情が伝わってくる 同等に感じる
などの特徴があります。
日本人は海外に比べると共感性が高いと言われていて、5~6人にひとりはエンパスだそうです。
感受性があり、繊細で優しいかたがエンパスに多いと言われています。
エンパスは周りの人の癒しになっている可能性がある
エンパスであることは、周囲のかたの気持ちが分かるため共感性が高く、周りのかたにとってはホッとする存在になりやすいと思います。
もしかして、自分ってエンパスかな?
と思う人は、きっと周りのかたから「あの人は自分の気持ちを分かってくれる人だ」と思われているのではないでしょうか。
誰だって、自分の気持ちを同じように感じ取ってくれる人がいたら、嬉しいですよね。
そして、この気持ちを感じるのは普通のことなのだと分かるとホッとします。
このように、エンパスは周りの人たちの「癒しの存在」になっている可能性があります。
エンパスの人は自分の特徴を知って自衛しよう
エンパスであることは、誰にとっても問題になりにくい特徴です。
ただ、エンパス自身にとっては、疲れる時があるかもしれません。
エンパスは、コントロールできないからです。
勝手に、その場所や人の気持ちに共鳴してしまい、感じ取って、同じような感覚になるからです。
もしかしてエンパスかも?
と思うかたは、自分の特徴を知っておくことが大切です。
◎どういう場所に共鳴しやすいのか
◎どういう人やどういう感情に共鳴しやすいのか
これらを知っておくことで、そのような場所やシーンからは、疲れている時は避ける・自衛するという行動を取っていただきたいと思います。
もともとは、優しい気持ちがあるからこそ、共感性が高いのだと思います。
その優しさを自分を守る方向にも使っていただきたいと思います。
エンパスが強すぎる原因は、未消化の感情の量
私もどちらかというとエンパスだったと思います。
ですので、2006年にカラーセラピーをはじめた時、カラーセラピーを終えた後はぐったりしていました。
ひどい時は、寝込んだり、数日のあいだ具合が悪くなったり…
お話を聞いたそのかたのことが何日も頭を離れなかったです。ず~っとそのかたのことを考えていました。
苦しみがあることを辛く感じたりして、時には涙を流していました。
その後は、人に共感しすぎない ということを意識的にするようにしました。
そして、その後「エンパスがすぎるというのは、自分の中に共鳴する因子がたくさんあるからだ」と教えていただきました。
これはどういうことかと言うと、「エンパス自身の中に、未消化の感情があればあるほど、目の前の場所や人から刺激を受け、共鳴する。」ということです。
例えば、「悲しい」という気持ちを知っていたとします。(ほとんどのかたは、悲しい という気持ちを知っていますね。)
自分の中に「未消化の悲しみ」があればあるほど、目の前の場所や人に「悲しみ」が含まれていると、自分の中の「未消化の悲しみ」と共鳴しあい、自分の中が「悲しみ」でいっぱいになってしまいます。
目の前の場所や人は、「悲しみ」を現在進行形で抱えているので、きっと「悲しみ」で満たされていると思います。
「現在進行形の未消化の悲しみ」が自分の中にないと、「共鳴する材料」がないため、自分の中が「悲しみ」でいっぱいになることはありません。
エンパスが強すぎるかたは、未消化の感情が多いのだと思います。
そこに元来の感受性の強さが加わると、エンパスすぎてしまう、ということになりますよね。
過去の私は、未消化の感情がたくさんありました。
喜怒哀楽の中、喜怒哀&恨み の未消化の感情を山盛り抱えていました。笑
なので、目の前にこれらが含まれていると刺激されて、共鳴しまくっていたように思います。
だから、寝込むほどになっていたのだと思います。
エンパスをやわらげる2つの方法
エンパスが強すぎて疲れるな という時は
①共鳴する場所や人から距離をとり 自衛する
②自分の中の未消化の感情と向き合い 感じきっていく
この2つの方法を試してみてくださいね。
①は、ひとりですぐに出来ますのでお試しくださいね。
私も共感しすぎないことを意識して、乗り切っていました。
例えば、心の中で線を引くイメージをするのも良いと思います。
②は、ひとりでは難しいかもしれません。
未消化の感情は、過去や潜在意識にある場合がほとんどです。
幼少期や大人になってからの出来事が関係しています。
その感情が消化されていくと、感情は終わっていきます。
エンパスで感じる距離感がほどよくなり、自分への負担が軽くなります。
もちろん、共感性は残ります。性格が変わるわけではないので、周囲の方にはわからないでしょう。
ご本人だけが楽に感じます。
未消化の感情を探るカウンセリング
未消化の感情については、カウンセリングで探っていきます。
人のお話でどのような反応感情を感じられるのか
過去の出来事を紐解いていきます。
インナーチャイルドも関係しています。
親子関係や家庭環境、学生時代のお話も含めてたくさんおきかせください。
まずはカウンセリングにお越しくださいね。
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。