4連休も終わりましたね。皆さま、いかがお過ごしでしたでしょうか。
心理カウンセリングの中では、具体的な悩みをお聴きすることが多いのですが、
ネガティブ思考なことがイヤ、と言われる方もいます。
今日はネガティブ思考について考えてみます。
思考の7割はネガティブなこと
何かあった時に、どんなことを考えていますか?
私は「大丈夫かな?」とまずは心配しています。
そしてその後は悪い方への想像がはじまります。
長く想像している時もあれば、パッと1コマで思い浮かぶ時もあります。
誰でも悪く考えることはありますよね。
ネットで調べてみると、「セルフトーク(心の口グセ)の77%はネガティブなもの」と出てきました。
ということは、悪く考えることは珍しくないことなんですね。
ネガティブ思考になる原因があるわけではなく、ネガティブ思考は自然なこと、誰でもが行うことなんですね。
考えるのはヒマだから。動いて疲れさせる方法を教えてもらった
以前、夜寝る前や朝起きた時から落ち込んで、悲観した想像をしている
と人に話すと
考える時間があるのはヒマだからじゃない?
朝から晩までヒマがないほど、身体が疲れるまで働いたり、動いていたら、そんな風になる時間がなくなるはず。
と言われたことがあります。
ネガティブに考えることは仕方ないとして、考える隙を自分に与えないくらい動く、という方法を教えてもらいました。
なるほど、と思いました。
確かに当時はパート勤務をしていましたが、時間と身体に余裕があったのも事実です。
それまでも、なるべく用事を作って出かけるようにしていましたが、それを聞いて積極的に用事を入れました。
確かに身体が疲れることによって、考える時間は減ったように思いました。
ネガティブ思考が疲れるかたで、身体が健康なかたには良いかもしれません。
身体と違って頭は24時間動けるので、身体がどれだけ忙しかろうと、どこでもいつでもフル活動できるのが困ったものですね。
ネガティブ思考で悩む。その内容は2種類
皆さんのお話をお聴きしていると「ネガティブ思考で悩む」ということを言われますが、どんなネガティブ思考に困っておられるかというと
内容は以下2種類です。
①物事を心配して、悪い結果を考えてしまう…心配・不安
②人のことを悪く考えてしまう…悪口・嫉妬・ねたみ
①の方は、言葉にしやすい内容ですが②の方は、ちょっと言いにくい内容かもしれません。
特に当所に来られる方は、優しいかたが多いので②は言いにくいと思います。
②について、
人について悪く考えてしまう、口では言えないようなひどいことを考えてしまう
など言われます。
心配や不安、悪口や嫉妬を受け入れると悩みにならない
こうやって文字にしてみると
心配や不安、悪口や嫉妬は当たり前の心理だと思いませんか。
誰だって、日々の出来事や情報が刺激となり、このようなことを感じたりします。
不安を感じると、心配事になるのは当たり前ですし
うらやましいな~と感じると、嫉妬になってしまう時もあります。
ネガティブ思考を気にしていない人は、心配すること嫉妬することを受け入れているから悩みにならないのだと思います。
不安を感じた時に、目の前のことを心配するなと言うほうが無理があります。
自分が欲しいものを手に入れている人をみると、嫉妬したくなる時だってきっとあると思います。
悩みになる人は、受け入れられない理由があり、その分この不快を長く感じておられるのだと思います。
早くこの不快を終わらせたいので、ネガティブ思考をやめたくなるのと思います。
しかし、ネガティブは私たちの一部であると思うと、それは自分をやめたくなる、ということと同じです。
そう思うと、ちょっと無理がありますね。
ネガティブ思考が生まれるのは大切にしたいものがあるから
心配したり、嫉妬したりする裏側には、
あなたが大切にしたいと思っているものが隠れています。
大切にしたい気持ちがあるから、生まれるのがネガティブなのですね。
例えば、老後資金が心配だ→自分の老後の人生を大切にしたい気持ちがある
例えば、あの人が楽しそうにしているのが羨ましい→自分をもっと楽しく感じさせてあげたい
ということです。
もし、ネガティブなことを考えておられる時は、その裏側にある「大切にしたい何か」に注目するといいですね。
ネガティブ思考のほとんどは、過去(潜在意識)から出来上がっています。
裏側にある「大切にしたい何か」が分からない時は、潜在意識にヒントがあると思います。
過去にさかのぼってみてくださいね。
大切にしたい何かがわかっても、ネガティブ思考がしんどすぎるかたは、自己否定感やインナーチャイルドが関係しているかも知れません。
そんな時は、カウンセリングやヒプノセラピーがおすすめです。
ぜひお話しにいらしてくださいね。
皆さまのお越しをお待ちしております。