今朝は朝から芸能人のかたの適応障がいについてのニュースが飛び込んできました。
コロナとの関係や芸能人であることのストレスなど報じられていましたが、芸能人だけでなく誰でも起こり得る出来事だと思います。
カウンセリングには不安障がいやうつなどの診断をおりているかたもよくお聞きします。
テレビでは、休むことと考えを変えること(認知行動療法)と紹介されていました。
まずは体を休めてストレスから遠ざけることはとても大切です。
考え方も落ち着いてから見直すことも良いと思います。
ただ、考えを変える という表現にはその言葉自体がプレッシャーにならないかな?
と心配になりました。
考えを変えるという言葉を聞くと
考えを変えないといけない
考え方が良くないのだ
と捉えてしまう可能性もあります。
真面目で責任感があり、優しい人ほど言われたことを守ろうとします。
その結果、自分の心や体の声を無視して頑張りすぎてしまいます。
考えを変えた方が良い
と言われるとまたそのようにしようとして苦しくなってしまいかねません。
考え方を変える
というよりは、一度どうして今のようになったのかをカウンセリングで見つめなおすことが必要だと考えています。
たった一度の出来事でメンタルが不調になったということは考えにくいです。
過去からの様々な出来事を経験してきた積み重ねの今なのです。
でもご本人は、急に心や体がついてこなくなったと感じているはずです。
今を何とかしようとされているかもしれません。
回り道のように感じるかもしれませんが
カウンセリングで少し前の過去に遡って、どのような経験をされてきたのかを見つめなおすことです。
その時、どのように考え、心や体はどう感じていたのかを知ることです。
そんな風に心や体を感じて見つめなおすことで、出来事が客観的に見えてきます。
客観的に見えてくると、心は落ち着きます。
心が落ち着くと、考え方も見えてきます。
そこではじめて、考え方に対する気づきが生まれます。
そうなると考えを変えていく準備ができます。
性質的には頑張り屋さんで真面目で優しい人たちが、これ以上頑張らなくてすむように
やらない日ややらない自分がたまにあることを、許せるようになって欲しいと思います。
周りの人たちは優しい人たちが頑張ってくれることを知らなくて、普通のことだと思って頑張りを知らないかもしれないのです。
ですので、自分自身の心や体もほかの人を思いやるように大切にして良いのだ
と知っていただきたいと思っています。
心の悩みや苦しみが今よりも楽になることを知っていただきたいです。
気になるかたは、ぜひ一度カウンセリングへお申し込みください。
皆さまのお越しをお待ちしております。